昆虫散歩道

昆虫をあれこれ撮影してあれこれ語ります

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

スジグロシロチョウ・・・それ、モンシロチョウだと思っていませんか?

一見モンシロチョウっぽいが、違う種類のチョウだ 私たち日本人にとっては、モンシロチョウはとても馴染み深い蝶である。実際に市街地に近いところでも普通に見られ、アゲハチョウと並ぶ有名な蝶と言っても過言ではないだろう。しかし私はこう言いたい。 「…

オンブバッタ・・・メスにおんぶにだっこなオスの生き様

これぞまさしくオンブバッタ 私的にバッタの仲間は全体的に知名度が高く、子どもたちの間でも人気が高いように感じる。トノサマバッタやショウリョウバッタ、イナゴも知名度が高く、誰にでも馴染みがある者たちだ。そして今回取り上げるオンブバッタも、中々…

コアオハナムグリ・・・厳選しなくても出る色違い

ニラの花に来たコアオハナムグリ 昆虫を探しに繰り出す時、やはり花が咲いている所は外せない。チョウやハチなど様々な昆虫が集まってくるいわば楽園だ。そんな楽園に、一見するとハチやアブっぽい黄金虫が飛んできたら、それはきっとコアオハナムグリだ。 …

ヒメジャノメ・・・特徴的な目玉模様であなたを見ている!?

林間のヒメジャノメ。比較的ゆっくり飛んですぐ止まる。 河川敷や雑木林の日だまりなんかを歩いていると、茶色い蝶がピョンピョンと飛んでいる。よくいるヒメウラナミジャノメよりなんだかひとまわり大きかったら、それはきっとヒメジャノメだ。ヒメウラナミ…

シオカラトンボ・・・今も昔も変わらない身近な存在

昆虫に詳しくなくてもおなじみのトンボ もはやいないところの方が珍しいレベルでどこにでもいるトンボだ。私の家の目の前に、ほとんどちょろちょろレベルのトブ川があるのだが、そこにさえ飛んでいる。以前何かの新聞記事で、お馴染みの赤とんぼが減少してい…

ツバメシジミ・・・かわいいポイントを押さえまくった蝶

後羽のしっぽがチャームポイント 蝶の仲間は飛んでいることが多いので、止まらないと何の種類か判別出来ないということが多々ある。例えば小さな青いシジミチョウは至るところをちらちらと飛んでおり、基本的にヤマトシジミと考えてもらって差し支えないが、…

イナゴ・・・実は2種類存在するのをご存じだろうか

なぜだか知らないが、割と撮りやすいところにいてくれることが多い 私が生まれ育った街は、いわゆる閑静な住宅街のようなところだったが、町外れでは稲作がそこそこ盛んに行われていた。 田んぼがあるということは、当然いるのはイナゴで、要するにイナゴは…

ヒメウラナミジャノメ・・・ぴょんぴょんと跳ねて機嫌でもいいのかしら?

地味な色合いだが目玉模様が特徴的 昆虫探索をする時、あれが見たいこれが見たいとあれこれ目標を定めるのはあるあるだが、相手が自然なもので、意中の相手に会えずに振られてしまうことがよくある。 そんな心を慰めようとするかのように、目の前に現れるの…

イチモンジセセリ・・・幼き日の大論争の答えを今導き出さんとす

イチモンジセセリ。めちゃくちゃ飛ぶのが速い 幼い頃の私は昆虫採集が好きな少年だった。 その中でも特に蝶が好きで、近所にいる蝶でわからない種類など存在しないという程であった。 そんな私にはイチモンジセセリを巡った印象深い思い出がある。 それは私…

カブトムシ・・・ホームセンターで買う前に自分で探してみよう

夏休みの昆虫採集といったらこれですわね もはや今更語るまでもないみんな大好き昆虫の王様。 私も例に漏れず、子どもの頃は周囲の木を駆けずり回って捕りに行ったものである。 私はいわゆる東京のベッドタウンのようなところの出身で、特段自然が豊かなとこ…

ヤマトシジミ・・・家を出てから5秒で見つかる蝶

水色の羽が特徴的なヤマトシジミ。 着替えてカメラの準備をして、さあ撮影に繰り出そうかと玄関の扉を開けると、コンクリの隙間から生えている草の周りをちらちらと飛んでいる。家を飛び出してから見つけるまでのその時間わずかに5秒。 あまりに家の目の前で…

キタテハ・・・昆虫を探し歩くときにコイツに会わない日があるのだろうか

秋型のキタテハ。まるで彫刻のようだ 日当たりの良い河川敷を散歩してたら1000000000%の確率で遭遇する蝶(すみません言いすぎました) というより河川敷でなくてもとにかくいろんなところにいる。 この蝶がいなくなった時は、すなわちすべての蝶が絶滅した…