チョウ
羽を広げるテングチョウ。オレンジの差し色が美しい 我が国日本では、実に250種類を越える蝶が生息しており、色とりどりの羽で昆虫愛好家の方々を楽しませている。そんな中で、我が国唯一の称号を獲得する(正確には獲得していた)蝶が存在する。それが今回…
地味な色合いのヒカゲチョウ。目玉模様が特徴的だ 数ある昆虫の中でも、チョウは多くの愛好家に親しまれている人気者だ。鮮やかな模様の羽を羽ばたかせて花を訪れる姿は可憐で、昆虫が好きでなくてもチョウは好き、という方も多いのではないだろうか。そんな…
暗所を好むクロヒカゲ。暗い林道の代表格だ 日本を代表するヒカゲチョウの仲間で、いわゆるナミヒカゲと双璧を成すのが、今回紹介するクロヒカゲだ。 そもそもヒカゲチョウとはなんぞやというところで、ご存じない方に説明すると、タテハチョウ科の仲間に、…
代表的なセセリチョウ。関東では秋に数が増える 日本を代表するセセリチョウとしてもっとも身近で有名なのは、おそらくイチモンジセセリだろう。そんなイチモンジセセリに瓜二つな蝶が、今回紹介するチャバネセセリである。 この2種類はにわかには別種とは信…
ツマグロヒョウモンのオス。いかにもヒョウモンといった風貌だ 私の出身地である埼玉のベッドタウンは、ヒョウモンチョウの仲間を見かけることがあまりなく、私にとっては身近とはとても言いがたい存在だった。ところがここ10年ほどですっかり身近な蝶の名を…
地面に止まって日向ぼっこ。模様といい色といい鮮やかな蝶だ 夏が過ぎ、秋の風が吹いてきた頃の河川敷を歩くと、モンシロチョウでもモンキチョウでもない蝶が、素早く横切っていくのを度々見かけるようになる。その蝶こそがヒメアカタテハだ。 名前の通り赤…
黄色が可憐なキタキチョウ。裏面は無地っぽい ひらひらと舞う黄色い蝶と言えば、その代表は間違いなくモンキチョウだろう。しかし私の肌感では黄色い蝶でもっともお馴染みなのはキタキチョウだ。 おそらく蝶に興味がない方からしてみれば、キタキチョウなん…
蝶界の基本中の基本。日本人なら誰もが知ってるといっても過言ではない もはや説明するまでもない日本を代表する蝶で、この蝶とアゲハチョウは日本人で知らない人はいないと言っても過言でないのではないか。有名な「ちょうちょ ちょうちょ 菜の花に止まれ♪…
ミドリヒョウモンのメス。写真のように緑っぽくなる個体がいる 夏の暑さもだいぶ落ち着いた頃、草原や林間の日だまりの花々を賑やかに飛び交うヒョウモンチョウがいたら、その多くはミドリヒョウモンだ。 大型ヒョウモンチョウの中では最も普通種とされてい…
名前の由来になった裏面の模様。なかなかお洒落な模様だ 私が住んでいる埼玉南部の住宅街周辺は、基本的にはヤマトシジミが多く、見かける小さなシジミチョウは大体がヤマトシジミだが、8月終わりから9月にかけて、なんだかヤマトシジミよりも大きくて素早く…
鮮やかな黄色が目を引くおなじみの蝶だ モンシロチョウほどではないかもしれないが、比較的多くの人に知られている蝶の一種だろう。春の暖かい草原を歩けば、かなり多く飛び交う姿を目撃することが出来るはずだ。黄色い蝶であるがシロチョウ科で、モンシロチ…
一見モンシロチョウっぽいが、違う種類のチョウだ 私たち日本人にとっては、モンシロチョウはとても馴染み深い蝶である。実際に市街地に近いところでも普通に見られ、アゲハチョウと並ぶ有名な蝶と言っても過言ではないだろう。しかし私はこう言いたい。 「…
林間のヒメジャノメ。比較的ゆっくり飛んですぐ止まる。 河川敷や雑木林の日だまりなんかを歩いていると、茶色い蝶がピョンピョンと飛んでいる。よくいるヒメウラナミジャノメよりなんだかひとまわり大きかったら、それはきっとヒメジャノメだ。ヒメウラナミ…
後羽のしっぽがチャームポイント 蝶の仲間は飛んでいることが多いので、止まらないと何の種類か判別出来ないということが多々ある。例えば小さな青いシジミチョウは至るところをちらちらと飛んでおり、基本的にヤマトシジミと考えてもらって差し支えないが、…
地味な色合いだが目玉模様が特徴的 昆虫探索をする時、あれが見たいこれが見たいとあれこれ目標を定めるのはあるあるだが、相手が自然なもので、意中の相手に会えずに振られてしまうことがよくある。 そんな心を慰めようとするかのように、目の前に現れるの…
イチモンジセセリ。めちゃくちゃ飛ぶのが速い 幼い頃の私は昆虫採集が好きな少年だった。 その中でも特に蝶が好きで、近所にいる蝶でわからない種類など存在しないという程であった。 そんな私にはイチモンジセセリを巡った印象深い思い出がある。 それは私…
水色の羽が特徴的なヤマトシジミ。 着替えてカメラの準備をして、さあ撮影に繰り出そうかと玄関の扉を開けると、コンクリの隙間から生えている草の周りをちらちらと飛んでいる。家を飛び出してから見つけるまでのその時間わずかに5秒。 あまりに家の目の前で…
秋型のキタテハ。まるで彫刻のようだ 日当たりの良い河川敷を散歩してたら1000000000%の確率で遭遇する蝶(すみません言いすぎました) というより河川敷でなくてもとにかくいろんなところにいる。 この蝶がいなくなった時は、すなわちすべての蝶が絶滅した…