昆虫散歩道

昆虫をあれこれ撮影してあれこれ語ります

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

コツバメ・・・アセビでは酔わない春のはかない命

春にしか見られないコツバメ。なかなか人気者 生き物の中には春のみに出現する者が存在する。そうした者はスプリングエフェメラル(春のはかない命という意味)と呼ばれ、春の訪れを告げる種類として親しまれている。そんなスプリングエフェメラルの代表とも…

ビロードツリアブ・・・和名に疑問を抱くのは私だけだろうか

ビロードツリアブ。イッカクみたな口 アブの仲間は日本にかなりの種類がおり、その辺の土手を歩くだけでも多くのアブを目撃することができる。その見た目はというと、ハエ目に分類されていることもあってハエに近い見た目をしており、時にはハチに擬態するた…

ベニシジミ・・・親しみを感じる可憐な赤い羽

小さくて可憐な蝶。日本には他に似た種類がいない 草原を彩る昆虫と言えば、パッと思い浮かぶのはやはり蝶だろう。彼らはそれぞれ個性的で可憐な羽を携えて飛び回っているために、我々の目にも止まりやすい。そんな蝶の中で、小さくて素早く飛ぶので目を凝ら…

コガタルリハムシ・・・春しか活動しませんけど何か?

小さくも光沢が美しいコガタルリハムシ 長い冬が終わり、春の陽気が感じられるようになる頃、昆虫たちも暖かい気候に触発されて活発に動き始める。そんな春の代表的な昆虫は、チョウやミツバチ、テントウムシ等がお馴染みだ。そんな中、人知れず初春に活動の…

ルリタテハ・・・落ち着いた羽に似合わぬ血気盛んなチョウ

羽を広げて止まるルリタテハ。なかなかお洒落な装い 草原に生息する身近なタテハチョウと言えばヒメアカタテハがお馴染みだが、一方雑木林に生息する身近なタテハチョウといえば、ルリタテハが代表選手だ。 都市近郊でも、ちょっとした林があれば生息してい…