昆虫散歩道

昆虫をあれこれ撮影してあれこれ語ります

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハナアブ・・・ミツバチと一緒に花を訪れるそっくりさん

ミツバチに間違われそうな風貌だ メスは複眼が離れている点で見分けられる 花が咲き誇る草原にはたくさんのミツバチが訪れて、せっせと花の蜜を集めて回っている。そんな中で、ミツバチよりも一回り大きい者が同じように花を回っていることがあるが、それが…

ツマグロヒョウモン・・・今やすっかり関東でも普通種になった南方系の蝶

ツマグロヒョウモンのオス。いかにもヒョウモンといった風貌だ 私の出身地である埼玉のベッドタウンは、ヒョウモンチョウの仲間を見かけることがあまりなく、私にとっては身近とはとても言いがたい存在だった。ところがここ10年ほどですっかり身近な蝶の名を…

ヒメアカタテハ・・・気品あふれるルックスと生きていくためのたくましさ

地面に止まって日向ぼっこ。模様といい色といい鮮やかな蝶だ 夏が過ぎ、秋の風が吹いてきた頃の河川敷を歩くと、モンシロチョウでもモンキチョウでもない蝶が、素早く横切っていくのを度々見かけるようになる。その蝶こそがヒメアカタテハだ。 名前の通り赤…

クルマバッタ・・・知名度は低くても立派なバッタ

中々バッタらしい風貌 バッタの仲間はトノサマバッタやショウリョウバッタ、オンブバッタやイナゴ等々、中々有名どころが揃っている。そんな中で、一般的にそんなに知名度が高くないのが今回紹介するクルマバッタだ。 知名度としてはあれだが、立派ないかに…

キタキチョウ・・・モンキチョウと見間違われる率ナンバー1

黄色が可憐なキタキチョウ。裏面は無地っぽい ひらひらと舞う黄色い蝶と言えば、その代表は間違いなくモンキチョウだろう。しかし私の肌感では黄色い蝶でもっともお馴染みなのはキタキチョウだ。 おそらく蝶に興味がない方からしてみれば、キタキチョウなん…

ナツアカネ・・・子どもの頃に陥った盛大な勘違い

成熟して真っ赤になったオス。アキアカネと違って全身が赤くなる 成熟したメス。背中だけが赤くなる 赤とんぼと言ったら日本の秋の代名詞である。実際秋にはあらゆるところで見られるので、そう感じる人が多いのは当然と言ったところだ。ところがそんな赤と…